ルーマニア・トランシルヴァニア室内管弦楽団 /オーケストラ
Camerata Transsylvanica Orhcestra

 トランシルヴァニア室内管弦楽団は、ルーマニアの北部トランシルヴァニア地方のほぼ中心部に位置するトゥルグ・ムレシュ市を中心に国際的に活動する楽団です。設立の1950年からヨーロッパ各地で非常に高い評価を得てきたこの楽団は、常任指揮者カルロ・ツェッキからこよなく愛され、育てられてきました。録音も数多く行い、そのすばらしい演奏は現在も聞く事ができます。ヨーロッパのなかでも音楽の宝庫であり、「ヨーロッパの玉手箱」と呼ばれているトランシルヴァニア地方は、ルーマニア人、ハンガリー人、ドイツ人、アルメニア人などが共存しており、その特殊な土地柄を反映して、トランシルヴァニア室内管弦楽団も多種多様な音楽を高いレベルで演奏する事で知られています。 過去に共演した芸術家は、アルド・チッコリーニ(Pf)、ハリーナ・ツェルニー・ステファンカ(Pf)、 ブルーノ・ゲルバー(Pf)、ヨゼフ・スーク(Vn)ミクローシュ・ペレーニ(Vc)、クルト・ヴェス(Cond.)、ヴィクトール・トレチャコフ(Vn)、ゾルターン・コチシュ(Pf),アンドラーシュ・シフ(Vc)、ラドゥ・ルプー(Pf)、ヤノーシュ・フェレンチク(Cond.)、ラザール・ベルマン(Pf)など豪華な顔ぶれがならびます。 1997年、楽団は、ヨーロッパ、アメリカを中心に活躍する尾崎晋也を音楽監督に迎えました。1998年、尾崎はこれまでのトゥルグ・ムレシュ市の文化に貢献した業績を認められ「名誉市民」の称号を与えられています。 楽団はルーマニア民主化革命後10年目にあたる1999年、世界平和を訴えるべく各地へ演奏旅行に招かれています。日本公演でもその熱き思いは、各地で感動を巻き起こし、私たちに生きる喜びを与えてくれることでしょう。

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